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『まぼろしハワイ』 よしもとばなな


まぼろしハワイ (幻冬舎文庫) よしもとばなな

まぼろしハワイ (幻冬舎文庫) よしもとばなな


まぼろしハワイ (幻冬舎文庫) よしもとばなな

 『まぼろしハワイ』
  著者・よしもとばなな
  出版社・幻冬舎
  出版年・2010年8月
  評価・☆☆☆☆☆

ハワイっていいな、ハワイに行きたいな。読んでいて思いました。

ハワイの人たちはやさしくて、おおらかで、丸ごと包んでくれる(そうじゃない人もいるだろうけど)。空は青い、海も青い、太陽サンサン。
そんなところに行ったらすごく伸び伸びできるだろうな。

登場人物は大切な人を亡くしていますが、そんな悲しみもハワイに癒されます。それは、ハワイの魔法のような気がします。
ハワイって不思議な場所です。

ハワイの美しい風景や風、よしもとばななさんはハワイが好きなんだろうな、ということが伝わってきました。
ハワイっていいところだな、と前から思っていたけど、この本を読んでますます好きになりました。



   最後まで読んでくれてありがとう。
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『どんぐり姉妹』 よしもとばなな


どんぐり姉妹

どんぐり姉妹


どんぐり姉妹

 『どんぐり姉妹』
  著者・よしもとばなな
  出版社・新潮社
  出版年・2010年11月
  評価・☆☆☆

「どんぐり姉妹」というとかわいい感じがするけど、この姉妹の名前がどん子とぐり子というそれぞれの名前を聞くとどん臭い。
どんぐり姉妹は、たわいのないお話を受け止めるため、メールサイトを運営しています。どんぐり姉妹というのは、叶姉妹とかみたいなユニット名です。


人間ってそんなにわかりやすくできていて、ごはん以外のものも毎日食べているんだ。
雰囲気とか、考え方とかそういうものまで。

実際の世界は全て私の内面が反映されて作られていると言うのは、あながち嘘ではないと思う。



よしもとばななさんには、目に見えない世界が見えているのかもしれません。

どんぐり姉妹に届いたやすみさんからのメール、夢で麦くんと会ったこと。偶然それらのことが重なって、ぐり子は導かれていきます。これも目に見えないものの力ではないかと思います。

なんだか不思議な時間が流れているお話でした。


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『サウスポイント』 よしもとばなな


サウスポイント (中公文庫)

サウスポイント (中公文庫)


サウスポイント (中公文庫)

 『サウスポイント』
  著者・よしもとばなな
  出版社・中央公論新社
  出版年・2011年4月
  評価・☆☆☆☆

ハワイを舞台に初恋の相手との恋愛が展開します。

ハワイには不思議な空気が流れています。だから、不思議なことが起こってもありえない、不思議だと感じさせない。ハワイはそんなところだと思います。

『サウスポイント』も全体的に不思議な雰囲気が漂っています。
テトラちゃんは偶然スーパーで聴いたハワイアン音楽をきっかけに、初恋の相手・珠彦くんに出会います。
珠彦くんのお母さんは、珠彦くんのお父さんになる人とハワイで偶然2度も出会います。
親子で偶然にも好きな人と出会うなんて、なんだかそれだけでも不思議。普通ではありえない!と思うシチュエーションでも、ハワイという場所、よしもとばななさんの作品だから自然と受け入れられます。

静かで幸せな時間。そんなものを感じ、穏やかな気持ちになります。



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『チエちゃんと私』 よしもとばなな


チエちゃんと私 (文春文庫)

チエちゃんと私 (文春文庫)


チエちゃんと私 (文春文庫)

 『チエちゃんと私』
  著者・よしもとばなな
  出版社・文藝春秋
  出版年・2009年4月
  評価・☆☆☆

チエちゃんって不思議な人。35歳の大人なんだけど、なんだか子供みたい。
料理はお味噌汁しか作れない、口数が少ない、あまり外に出ない、自分の枕でないと眠れない、仕事はしていなくて、41歳独身女性の従姉・カオリと同棲中。お風呂掃除や玄関掃除など家の掃除はするんだけど、選択を干したりたたんだりは自分しない(できない?)。気に入った料理があると、それを作ってくれるようカオリに頼み、同じものばかり何日も食べ続ける。

ちょっと変わっているんだけど、カオリはそんなチエちゃんのことが好きです。
チエちゃんの中には、何か清潔なもの光のようなものがある。チエちゃんは他の人やものに流されず、自分の時間をしっかり持っている。そんなところにカオリは引かれたり、安らぎを感じるんじゃないかと思います。

よしもとばななさんの作品に出てくる人たちはみんな好きです。嫌な人がいない。
みんな自分の軸がしっかりしていて、「自分」というものをしっかり持っている。辛いことや困難なことがあっても前向きに捉えている。人の悪口を言わない。今自分のできることを無理のない範囲でして、「今」という時間を精一杯生きている。
どの登場人物たちも内に純粋でキラキラと光る光を持っていて、輝いて見えます。

よしもとばななさんの作品は読後「ああ、よかった」と思えます。
この作品も読後「ああ、よかった」と思いました。


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『デッドエンドの思い出』 よしもとばなな



デッドエンドの思い出 (文春文庫)

デッドエンドの思い出 (文春文庫)


デッドエンドの思い出 (文春文庫)
『デッドエンドの思い出』
著者・よしもとばなな
出版社・文藝春秋
出版年・2006年7月
評価・☆☆☆☆☆

よしもとばばなさんの作品は、やっぱりやさしい。
カレーに毒を盛られて被害にあっても相手を憎んだりしない、作家先生宅で暴れた編集者に対して自分達が悪かったと誤ってくれる作家先生、温かく包んでくれる家族、登場人物は皆やさしいです。

私が一番好きなのは「あったかくなんかない」
家からもれる明かりって、外から見ていてあったかい感じがしますよね。
明かりが温かい感じがするのは
「中にいる人の、そのまた中にある明るさが、外に映っているから明るくてあっかく感じるんじゃないかと思うんだ」
と、まこと君は言っています。

会社とかモデルルームの明かりを見ても「あったかい」という感じはしないと思います。まこと君の言葉は、あったかい感じがして好きです。中にいる人の、そのまた中にある明る。、人のあたたかさが感じられていいな。

登場人物は辛い出来事を経験したりもします。でも、ちゃんとそこから立ち直っている。
読んでいて「大丈夫」と思え、心がやさしくなれました。


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