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論理的な文章とは


伝わる文章の書き方教室 書き換えトレーニング10講 (ちくまプリマー新書)


伝わる文章の書き方教室 書き換えトレーニング10講 (ちくまプリマー新書)

 『伝わる文章の書き方教室 書き換えトレーニング10講 (ちくまプリマー新書)伝わる文章の書き方教室 書き換えトレーニング10講 (ちくまプリマー新書)
  著者・飯間浩明
  出版社・筑摩書房
  出版年・2011年1月
  評価・☆☆☆☆

「ここで使う言葉は、何がもっとも適切だろう」「同じ文末が続いている」など、文章を書いていると、いろいろと悩む。本書では語彙力や表現力、論理力を問題を解きながら身につけられる。問題数は多く、解説がわかりやすくて、楽しく文章力を磨くことができる。

レポートや論文は、ひとつの問題について客観的に結論を導き出すものだ。論証の過程に主観が入ってしまうと、以下の部分は主観から導き出されたものになってしまう。主観では説得力がない。

「最近は児童虐待の件数が増えている。虐待された児童はかわいそうだ。だから、国や地方自治体は防止策を強化すべきだ」(本文引用)

2文目に「かわいそうだ」という主観が入っている。だから、3文目は主観から導き出されたものになってしまい、客観的な結論に至らない。全体的には、感想文になってしまっている。

主観を表す語は「かわいそう」以外にもたくさんある。
いい、悪い、悲しい、喜ばしい、多い、きれいだ。~したい、~しよう、~してほしい、思う。

いい、悪い、多いは、主観だとは思っていなかったが、何と比べていいのかといったことが示されていないので、これは主観になってしまう。10よりも100の方が多い、となると、具体的な数値が示されているので客観だ。
事あるごとにや誰かの視点から述べたもの(聞こえてくる、など)も客観的な表現だ。誰かの視点でよく書いているかもしれない。余程気をつけないと、見落としてしまうだろう。

このブログはレポート・論文ではないが、いい、悪い、~したい、思うなど、よく使っている。他の語でどう表現したらいいのか悩む。言い換えるためには語彙力が必要だ。そういった意味でも、本書の練習問題は役立つ。

本書の問題は難しかった。解答例を見ると、私の答えが稚拙に感じられる。
主観的な語を使わないで文章を書けるようになりたい。もっと練習をしないと。



関連書籍
『ホンモノの文章力 ―自分を売り込む技術』
『誰も教えてくれない人を動かす文章術』
『文章のみがき方』
『読書は1冊のノートにまとめなさい』
『文章をダメにする三つの条件』

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それでもライターになりたい


フリーランス・ライターになる方法 (生活人新書)


フリーランス・ライターになる方法 (生活人新書)

 『フリーランス・ライターになる方法 (生活人新書)フリーランス・ライターになる方法 (生活人新書)
 著者・古岡忍+吉木杜恵グループ
  出版社・日本放送出版協会
  出版年・2003年3月
  評価・☆☆☆

フリーランス・ライターになるのに資格はいらない。ライターだと名乗ればなれるのだ。だが、ライターになったからといって、それですぐ生活できるようになるわけではない。会社に所属している人と違い、いつも仕事があるとは限らない。仕事がなければ生活していくことはできない。

仕事があっても、その仕事をこなすのは大変だ。
文章を書いて、それが編集者に認められなければならない。編集者に認められず、文章をまるごと9回も書き直しをさせられた経験があるライターもいる。私だったら、何度も書き直しを命じられてめげてしまうかもしれない。だが、ここであきらめてはライターとしてやっていけない。この人は今は本も出版し、りっぱなライターになっている。

書いた原稿がダメで、編集者があるビルの窓から目の前で原稿を捨てられたというライターもいる。苦労して取材し、文章を書いたのに、無残にも窓から捨てられてしまうとは。原稿を拾って、もう一度書き直しです。ビルの下は通行人がいることだろう。原稿を捨てられたことはショックだし、捨てられたところや拾っているところを見られるのは恥ずかしいだろう。

ハードな仕事が続くこともある。あまりにも忙しく寝る時間が削られる。睡眠時間が少ないと、体力が消耗する。机にずっと向かっていて目が悪くなってくる。

ある日、机で寝て起きたら目が開かない!目やにがかさぶた状になってまぶたを覆いくっついてしまったのだ。洗面所で洗っても、次から次へと目やにが出てくる。熱を計ったら38度5分あったそうだ。この人は当時大下英治さんの下で働いていた。「大下さんはオレが死んでもいいと思っている」という妄想が頭に浮かんだそうだ。

フリーランス・ライターは楽な仕事ではない。中には月40万円ほどの収入を得ている人もいる。だが、こういう人はそれほど多くないのが現実。年収38万円なんとこともある。フリーランス・ライターは組織に縛られることがなく自由だ。自分が書いたものが雑誌や本に載るのはうれしく、やりがいがある。あきらめずに書き続けることができる人がなれる仕事です。


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テーマ : 読書 - ジャンル : 本・雑誌

図書館を使いこなす


図書館に訊け! (ちくま新書)


図書館に訊け! (ちくま新書)

 『図書館に訊け! (ちくま新書)図書館に訊け! (ちくま新書)
  著者・井上真琴
  出版社・筑摩書房
  出版年・2004年8月
  評価・☆☆☆☆☆

読む本はすべて図書館で借りている。1週間に1回は図書館に行き、予約サービスを使って本を取り寄せてもらっているし、たくさん本を借りているので、図書館を使いこなせていると思っていた。だが、本書を読んでまだまだ入り口にしか立っていないことを知った。

図書館にはレファレンスサービスという、大変便利なものが存在する。レファレンスの存在は知っていたが、レファレンスとは何なのか、どのように使えばいいのかまったくわからなかった。私が行く図書館は、レファレンス室の入り口に、よくお店の入り口にある防犯センサーのようなものがある。レファレンスを利用している人をほとんど見かけないのと、防犯装置があることでレファレンス室に入りづらく、1度も利用したことがない。

レファレンスブックとは、調べるのに必要な部分を見る参考図書のこと。百科事典や語学の辞典などがレファレンスブックだ。百科事典なんて辞書みたいなもので利用価値がない(失礼!)と思っていた。だが、本書を読んでその考えが覆された。百科事典なくして調べ物はできない。例えば、宗教革命を百科事典で調べてみると、読み書きそろばんと関連があると示されている。これは百科事典を見なければ気づかないことだろう。今度図書館に行ったら、百科事典を見てみよう。

目録・書誌・雑誌記事索引という文献を調べるためのレファレンスブックもある。調べ物をするとき、参考になる資料を探すのに便利だ。いつも本を探すとき、アマゾンで探している。この方法だと人気のある本や最近の本しか探せない。特定の分野の本や雑誌を探している場合は、主題書誌を利用すると、お目当ての本があっという間に、しかもたくさん見つけることができる。最近のものだけでなく、古い本も探せる。図書館にこんなに便利な本があったとは。

レファレンスの利用方法がわからないときやどう調べればいいのかわからないときは、図書館員に訊くといい。レファレンス担当の図書館員は、日頃からレファレンスブックの利用法に精通する努力をしている、資料と情報のコンサルタントなのだ。レファレンス相談の風景が紹介されていて、読んでいてレファレンス担当員は何でも知っているのではないか、と思った。彼らの知識の深さには脱帽する。

図書館の利用法に満足してしまうと、その時点で成長が止まってしまう。
「入り口は容易に通過できるが、出口は永遠にみつからない。(中略)図書館の世界、資料の世界は懐が深いのである。(中略)図書館とは、永久に『未知の国』から『悉知の国』となることのない深遠な存在なのだから」(本文P10)


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プロのライター


調べる技術・書く技術 (講談社現代新書 1940)


調べる技術・書く技術 (講談社現代新書 1940)

 『調べる技術・書く技術 (講談社現代新書 1940)調べる技術・書く技術 (講談社現代新書 1940)
  著者・野村進
  出版社・講談社
  出版年・2008年4月
  評価・☆☆☆☆☆

タイトルに引かれて読んでみた。
普段調べるのに使うのは、主に本とネット。ネットの情報は信頼性が低いので、本からの情報を重視している。欲しい情報を得るためには、どのように本を探せばいいのだろうか。
書く技術については、何冊も本を読んできた。練習しなければうまくはならないのだが、うまく書く技術を知りたい。

著者は『コリアン世界の旅』で大宅壮一ノンフィクション章と講談社ノンフィクション賞をダブル受賞しているノンフィクション・ライターだ。彼が行っている資料の集め、インタビュー、原稿の書き方を紹介。他のライターが行っていることも紹介されている。

本書で特に役立ったのが、資料の探し方。著者はネット、新聞、月刊誌、週刊誌、テレビ・ラジオ、単行本から必要な資料を収集している。資料収集というと、紙の媒体を思い浮かべるのだが、テレビやラジオといった映像・音声というものもあるのか。著者の資料収集の姿勢は貪欲だ。

本に関しては、資料館、サイトが紹介されて、今まで知らなかった検索方法を知った。本は汚く読む。本は汚くしてはいけないと思っていたが、著者が汚く読んでいるのだったら、私もやってみようと思った。

私は普段新聞をほとんど読まない。新聞にもノンフィクションを書くときに役立つ情報があふれている。「クマムシ」という体長1mmにもみたない生物がいる。7万5千気圧もの超高圧を加えられたり、電子レンジで加熱されても死なない。この記事は新聞に小さく載っていた。ネットでは多くの情報に埋もれてしまって見つからなかったことだろう。最近はネットで新聞を見ることができるが、紙で見るのもよいそうだ。

大切な情報は切り抜いて保管する。いろいろ切り抜くと、どこに何をしまったのかわからなくなる。それを防ぐために著者が行っている保管方法を紹介。お金がほとんどかからなくて、しかも資料を見つけやすい、取り出しやすい。資料保管の方法も参考になった。

購読している雑誌は、週刊誌なら『現代』『ポスト』『文春』『新潮』『朝日』『AERA』『サンデー毎日』『アサヒ芸能』『SPA!』『FRAIDAY』といったものをチェックしている。さらに多数の月刊誌にも目を通している。雑誌を1月に1冊程度しか読まない私からすると、すごい量だ。プロとなるとここまでやるのか。

インタビューに関しては、メモや録音のためのカセットテープを出すタイミングが大切だ。メモやテープを出すと、かしこまってあまり話さなくなってしまう人がいる。さりげなくどのタイミングで出すか、長年のインタビュー経験がないとできないことだ。メモを取れないときは話の内容を記憶し、話が終わってから急いで近くのファミレスなどに行き、メモを取るそうだ。記憶力も経験を積んで鍛えたものだ。

資料収集、インタビュー、書き方、プロの世界を見た。


関連書籍
『伝える力』

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テーマ : 読書 - ジャンル : 本・雑誌

錯覚を利用してやせる


錯覚学─知覚の謎を解く (集英社新書)


錯覚学─知覚の謎を解く (集英社新書)

錯覚学─知覚の謎を解く (集英社新書)錯覚学─知覚の謎を解く (集英社新書)
  著者・一川誠
  出版社・集英社
  出版年・2012年10月
  評価・☆☆☆

錯覚模型リンク
リンクのような模型を見たことがあるだろう。見た感じではボールが端に移動しそうなのに、真ん中にボールが移動する。これは錯覚を利用して作られた模型だ。なんかだまされたみたいで悔しい。

日常生活にも錯覚はたくさんある。3D映像は両目の見え方の違いを利用した錯覚だ。高速道路を走っていた後一般道を走ると、周りの車が遅く感じられるのも錯覚。テニスのボールが着地点よりも進行方向に傾いて着地したように見えることがある。これが原因で誤審されることがある。

錯覚は運転中の事故や誤審など困ったこともあるが、日常生活でうまく活用することもできる。

料理を盛り付けるとき、大きいお皿に盛るよりも、小さいお皿に持った方が料理の量は同じであっても多く見える。大きいお皿に盛って少なく見えると、少ししか食べた感じがしなくてもっと食べたいと思ってしまう。小さいお皿に盛って多く見えるとたくさん食べた気がする。ダイエット中、少ない量の食事でもたくさん食べた気になり、役立つだろう。

バイキングは要注意だ。バイキングのお皿は大きい。いろんなものが好きなだけ取れるので、バイキングはついつい食べ過ぎてしまう。そこへ大きいお皿だと、たくさん取ったつもりでも少なく見えてしまうので、食べ過ぎてしまう。ちょこっと取って食べ、またちょこっと取るとしていると、どれくらい食べたかわからなくなって食べ過ぎてしまう。これも錯覚ではないだろうか。

明るい色の服よりも、暗い色の服を着た方がやせて見える。太っている人は好んで暗い色の服を着ているような気がする。私の母は太っているからなのか、暗い色の服をよく着ている。暗い色の服を着るとやせて見えるのも錯覚を利用している。

錯覚が起こる仕組みを知っても、錯覚を防ぐことはできない。だが、知っていれば危険を回避でき、うまく錯覚を利用することもできる。ダイエットに利用すれば、やせるのを助けてくれるだろう。


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