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『わかったつもり 読解力がつかない本当の原因』 西林克彦


わかったつもり 読解力がつかない本当の原因 (光文社新書)

わかったつもり 読解力がつかない本当の原因 (光文社新書)


わかったつもり 読解力がつかない本当の原因 (光文社新書)

 『わかったつもり 読解力がつかない本当の原因』
  著者・西林克彦
 出版社・光文社
 出版年・2005年9月
 評価・☆☆☆

自分は文章を理解し「わかっている」と思っていました。本書を読んで、そうでなかったことにショックを受けました。いかにいい加減に読んでいたことか。

まず初めに、「もしもしお母さん」という文章が提示されています。この文章は小学2年生の国語の教科書に載っていたものです。一読し文章の意味、内容は「わかり」ました。
子ねこが3匹出てくるのですが、文章を読んだ後に性格・もらわれて行った先など、固体識別する問題があります。この問題に答えられない・・・。一読し「わかった」と思ったけど、実は深く読めていませんでした。
今度はそれぞれの固体の性格などに注意して読むと、一読したときには気づかなかったことに気づきます。

このように「わかった」と思っていても、本当は「よくわかって」いなくて、「わかったつもり」の状態でいます。

もう一つ、「正倉院とシルクロード」という文章が提示されています。こちらも読んだ後に問題があります。
今度は、ありもしないことをあった、と誤解していた!
全体の雰囲気から、ありもしないことがさもあったかのように感じてしまっていたのです。まんまと騙されました。

上記のように、文章の読みが足りなかったり、間違った読みによって「わかったつもり」という状況が作られます。
この他にも「『最初から』わかったつもり」「『最後から』わかたつもり」「『いろいろ』というわかったつもり」「ステレオタイプのスキーマ」といったわかったつもりの魔力が潜んでいます。

本書を読むと、いかに文章が深く読めていないかがわかります。「わかったつもり」のしくみ、「わかったつもり」の克服法を知れば、文章をよりよく読むことができるでしょう。


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テーマ : 読書感想 - ジャンル : 本・雑誌

コメント

確かに“つもり”は多いかもしれません。

珠里様、今晩は。
ブログへの訪問、そしてコメントをありがとうございました。

こちらの本、未読ではありますが、“わかったつもり”って仕事でも日常生活でも多いかもしれませんね。
読解力となると・・・うーん・・・やはり?
早速アマゾンで探してみます。

Re: 確かに“つもり”は多いかもしれません。

> 晴耕雨読さん

日常生活でも、人との会話やテレビからの情報など、わかったつもりになっていることがあるかもしれませんね。
読解力も自分が思っているほどなかったりします。

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