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なぜ風が吹くと電車は止まるのか


なぜ風が吹くと電車は止まるのか (PHP新書)


なぜ風が吹くと電車は止まるのか (PHP新書)

 『なぜ風が吹くと電車は止まるのか (PHP新書)なぜ風が吹くと電車は止まるのか (PHP新書)
  著者・梅原淳
  出版社・PHP研究所
  出版年・2012年8月
  評価・☆☆☆☆

「今日は風が強いから電車が止まるかも・・・」と思って早めに駅に行くと、思っていた通り電車が止まっている。「いつもこの路線ばっかり!」とイライラした経験が誰しもあるはず。本書では、東日本大震災後、首都圏で危惧される地震や強風、落雷、ゲリラ雷雨にどう電車が対処しているのかを解説。人身被害や火災といった被害のの問題点にも触れています。

強風が吹くとすぐ電車は止まってしまいますよね。2000年代半ば以降、特に増えていると感じます。よく電車が止まるようになったのは、風に対する基準が変わったからだそうです。以前は風速毎秒30メートル以上で運休としていたのが、風速毎秒25メートル以降で運休と変更されました。

風速毎秒25メートルといってもピンときません。著者は千葉県の内房、東京湾から200メートルほどの海岸線に住んでいるそうです。内陸と比べるとかなり風が強い。
著者の経験では、風速毎秒25メートルではまず外出できないそうです。時速に直すと90キロメートルもあります。玄関の扉は容易に開けられないし、外を歩くのなんて無理。自動車を運転するにもハンドルを取られてしまい危険な状態です。

駅のホームでは強い風を感じないかもしれませんが、橋梁では強風が吹いていることがあります。
2005年12月25日、羽越線特急「いなほ14号」が強風による脱線事故が起こりました。「いなほ14号」が第2最上川橋梁を渡り終えた直後、強風を受け脱線しました。
「こんなちょっとの風くらいで止めるな!」と怒りたくなることもありますが、ホームで強風を感じなくとも、危険があるのです。

強風に対しては、防風柵や防風林を設置し防いでいます。また、風に対する基準が厳しくなったことで、事故を防げる確率が高くなったので、強風による脱線は心配しなくても大丈夫でしょう。

台風や長雨で河川の流量が増すと予想されたときには、係員が橋梁の傍らに立ち河川の水かさを監視し続けます。雨が降っている中監視することもあるでしょう。寒いこともあるでしょう。JRは非難されることがしばしばありますが、ずっと監視し乗客の安全を守ってくれている鉄道係員の努力には感謝しなければいけません。

他にも駅の先に伸びる途中で切れてしまっている線路のなぞや火災への対策、停電したときはどうなるのかなど、電車に関する不思議がつまっていて、電車に乗るときの楽しみが増えました。


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テーマ : 読書感想 - ジャンル : 本・雑誌

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