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どんな最後を迎えたい?


新・お葬式の作法 (平凡社新書)


新・お葬式の作法 (平凡社新書)

 『新・お葬式の作法 (平凡社新書)新・お葬式の作法 (平凡社新書)
  著者・碑文谷創
  出版社・平凡社
  出版年・2006年3月
  評価・☆☆☆

人は必ず死ぬ。死者がでたら葬儀を行わなければなりません。かつては地域コミュニティによって、村の人たちが協力して葬儀を行っていました。高度経済成長期には、祭壇を豪華に飾る葬儀が主流になります。場所も自宅での葬儀から斎場へと変わっていきます。バブル崩壊後、家族だけで行う家族葬や簡素化した葬儀が行われるようになってきました。葬儀のあり方はどんなものがいいのでしょうか。

遺族が故人にしてあげられることは限られています。大きな斎場でたくさんの人を集め、祭壇を豪華に飾り、ランクの高い戒名をつけてもらう。豪華な飾りはあの世を表しています。豪華な葬儀には、すばらしい世界へ旅立って欲しいという想いがあります。たくさんのお金をかけることで、故人への想いを表すこともできるでしょう。

しかし、お金をかけた分だけ故人のことを想っていることになるのでしょうか。社会的な見栄、恥ずかしくないようにという思いがないでしょうか。見栄で豪華にした葬儀は、故人への心が伴いません。簡素な葬儀だからといって故人をないがしろにしているわけではありません。簡素な葬儀の方が故人への想いがこもっていることもあります。

最近は無宗教で行う「自由葬」というものが登場しました。無宗教なので、読経はあげません。替わりに故人の好きだった曲をかけます。故人をよく知っているからこそ好きな曲を知っている。そこには、故人との深いつながりがあります。また、最後に好きだった曲を聞かせてあげることは、故人の喜びになるのではないでしょうか。残された人たちは、故人との思い出に浸ることができるでしょう。

かつては色花や棘のある花はタブーとされていました。この頃は、その人にふさわしい花が選ばれるようになりました。バラが好きだった人ならバラを、地味な花が好きであれば地味な花を。造花ではなく生花を飾ることが多いです。好きな花に囲まれてこの世から旅立たせてあげる。これも故人への想いが込められています。

故人のことを想っているから豪華な葬儀をするのではありません。見栄だけで豪華なことがあります。簡素だからといって故人をないがしろにしているわけではありません。簡素であっても、そこに心がこもっています。心が伴わない今までの豪華なだけの葬儀のあり方を変えていくべきでしょう。


『葬式は、要らない』
『その死に方は、迷惑です ―遺言書と生前三点契約書』


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