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老化は治せる


老化は治せる (集英社新書)


老化は治せる (集英社新書)

老化は治せる (集英社新書)老化は治せる (集英社新書)
著者・後藤眞
出版社・集英社
出版年・2013年3月
評価・☆☆☆☆

老化は治せる。老化は時間の経過と共に進行する自然現象だと思うことだろう。老化は自然現象ではなく、病気なのだ。だから治せる。

なぜ老化は病気なのか、老化の起こる仕組みを説明しよう。老化は炎症が原因で引き起こされる。風邪でのどが赤く腫れ痛む、胃炎、関節炎などは炎症が原因で起こる病気。だから炎症は病気だ。病気である炎症が原因の老化も病気というわけだ。

炎症は風邪や胃炎のような急性のもだけでなく、ごく緩やかに進行する痛みを伴はないものもある。私たちは普段呼吸をし、酸素を利用してエネルギーを作っている。この過程でも炎症が起こっている。食べたものを消化・吸収・排泄する過程でも炎症が起こっている。これらの非常に弱い炎症は避けることができない。食品添加物や肥満、睡眠不足、ストレスなども炎症を起こす。これらは防ぐことができる。

老化は病気なのだから、薬で進行を遅らすことができないのか、さまざまな研究が行われている。
効果が確認されているのが、抗炎症剤として有名なアスピリン。アスピリンを常用量の3分の1服用すると、動脈硬化が防げるそうだ。ただ、アスピリンには胃腸障害を起こす副作用があるので、長期使用した場合の体への影響が心配だ。

植物に含まれるフィトケミカルという抗酸化物質のサプリメントも注目されている。実験では、老化を防ぐ効果があるとするものと、サプリメントを摂っても効果はないとするもの、2つの意見があるようだ。サプリメントの効果ははっきりしないが、植物性食品を食べ、食品から抗酸化物質を摂った場合はどうなのだろう。サプリメント研究は、製薬会社の儲けなども絡んでいるのだろうが、食品の効果も研究して欲しい。

老化の研究は1つの研究報告がされると、それに対する反対報告が出てくるようだ。「フレンチ・パラドックス」という現象がある。フランス人は、脂肪分の多い食品を食べているが、動脈硬化やがんになる人が少ないという現象だ。この現象が起こるのは、フランス人は赤ワインを飲み、ポリフェノールを摂っているからだ、という説明がされている。だが、最近になって、フレンチ・パラドックスを否定する研究が出た。

老化を治す確実な方法は、今のところないようだ。だが、肥満、睡眠不足、ストレス、便秘など、体に悪い習慣は確実に老化を進行させる。和食中心、よく眠る、運動をするなど、できるだけ健康的な生活をすることで、老化を遅らせることができるだろう。昔から不老長寿を求め、錬金術師達が試行錯誤を行ってきた。今も昔も不老長寿の願いは変わらない。錬金術師たちにがんばってもらおう。


関連書籍
『青魚を食べれば病気にならない 万病の元「慢性炎症」を防ぐ』

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